引越し後のマイナンバーカード手続きを忘れずに! ICチップ情報更新の重要性と注意点

引越しをすると、住民票の異動手続きなどと合わせて、マイナンバーカード(個人番号カード)の住所変更も必要になります。多くの方がカード表面(券面)の住所変更は行いますが、実はそれだけでは不十分な場合があることをご存知でしょうか?

見落としがちな「ICチップ」内の情報更新

マイナンバーカードには、券面に記載された住所情報とは別に、内部のICチップにも住所情報を含む電子証明書の情報が記録されています。

引越し先の市区町村窓口で住所変更の手続きを行う際、券面の住所は変更されても、ICチップ内の情報更新が漏れてしまうケースがあります。

ICチップ情報が古いとどうなる?

ICチップ内の住所情報が古いままになっていると、以下のような問題が発生する可能性があります。

  1. e-Tax(電子申告)での確定申告ができない: ICチップ内の情報をもとに本人確認を行うため、情報が古いとシステムが正しく処理できず、確定申告の手続きを進められなくなることがあります。
  2. マイナポータルでの一部手続きが利用できない: オンラインでの行政手続き(例:子育て関連、引越し関連の申請など)で、正しい住所情報が必要な場合に利用できない可能性があります。
  3. その他、オンラインでの本人確認が必要なサービス: 民間のサービスも含め、マイナンバーカードのICチップを利用した本人確認が必要な場面で、エラーが発生する可能性があります。

【重要】窓口での確認を徹底しましょう

引越し先の市区町村窓口で転入届を提出し、マイナンバーカードの住所変更手続きを行う際には、以下の点を必ず確認してください。

  • 「ICチップ内の住所情報も更新されていますか?」と明確に窓口担当者に質問する。
  • 手続きには、カード交付時に設定した署名用電子証明書の暗証番号(6~16桁の英数字)が必要です。事前に確認しておきましょう。(※数字4桁の暗証番号も複数必要になる場合があります)

手続きの期限について

  • 転入届: 新しい住所に住み始めてから原則14日以内
  • マイナンバーカードの継続利用手続き: 転入届を提出してから90日以内

期限を過ぎるとカードが失効してしまう場合があるので注意が必要です。

まとめ

引越し後のマイナンバーカード手続きは、券面の住所変更だけでなく、ICチップ内の情報更新まで確実に行うことが非常に重要です。特に失効後、有効化するまでに時間を要すため、確定申告など、重要な手続きに支障が出ないよう、窓口での確認を徹底することをおすすめします。ご自身のカードが正しく更新されているか、手続きの際に必ず確認しましょう。

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